【専門店が教える】誰でも今すぐ実践可能?一秒でもフィギュアの寿命が長くなるお手入れ方法
得意な事は掃除より散らかすこと!
よく怒られる店長の「はぴ」です(*^-^*)
いつもフィギュアリンクをご利用いただきありがとうございます。
改めて、フィギュアというのはとてもいいものですよね。
一昔前と比べると全体的な価格は上がっている印象がありますが、それでもプライズ品から市販品まで全体としてフィギュアのクオリティ自体は劇的に高まっています。
だからこそ、思い入れも強くなりますし、プレミアがつくことも……。
それにフィギュアはとても繊細なものなので、稀少性も高く買い替えがしにくいジャンルでもあります。
せっかく手に入れたフィギュアはやはり大切にしていきたいところ。
フィギュアの寿命を早める要因はいろいろと考えられるのですが、その上で意識していきたいのが定期的なお手入れです。
フィギュア本体のお手入れだけでなく、外箱もフィギュアの一部として綺麗な状態を維持していきましょう!
今回はフィギュアのお手入れをしたことがない方でも家にあるもの、もしくは簡単に手に入るもので今すぐ実践できるお手入れ方法についてご紹介していきたいと思います。
\ この記事はこんな人にオススメです /
- フィギュアの掃除をしたことがない
- フィギュアの掃除方法がわからない
- 綺麗にしてみたいものの面倒なイメージがある
- お手入れにあたって特別なスキルや道具がない
- フィギュアを少しでも良い状態で買取に出したい
- 思い入れのあるフィギュアをこれからも大切にしたい
1.フィギュアのお手入れに必要なものとは?
では、まずはフィギュアのお手入れに必要なものから見ていきましょう。
特別なものは使いません。
探せば家にあるものばかりですし、仮にないものがあっても100円ショップなどで簡単に手に入れることができますよ。
- ティッシュ
- コットン
- 赤ちゃんのおしりふき
- ウェットティッシュ (ノンアルコール)
- ハケや筆
- 綿棒
- 消しゴム
- 中性洗剤
- 除光液
- ブロアーブラシ
- エアーダスター
- アルコール
- 木工用ボンド
- 静電気防止ブラシ
【赤ちゃん用のおしりふきとノンアルコールのウェットティッシュの違い】
赤ちゃん用のおしりふきとノンアルコールのウェットティッシュの違いがよくわからないという方もいるかと思います。
見た目は同じような感じでも、両者には以下のような違いがあります。
赤ちゃん用のおしりふき……赤ちゃん用ということでより厳しい基準を設けており、パラベンやアルコール、PG、香料などを使っていないものが多いです。そのため、99.9%が純水でありながら汚れを落とすことができます。
ノンアルコールのウェットティッシュ……防腐剤や湿潤剤、保湿剤、洗浄剤といったものが含まれています。主成分は水ですが、かびや細菌などの微生物の繁殖を抑え、手荒れを防止しながら油脂分を取り除くことができます。ちなみに、ノンアルコールではない通常のウェットティッシュにはアルコールが含まれていることが多いです。
どちらも汚れは落とすことができますが、殺菌効果はありません。
2.汚れは大きく3タイプ!それぞれで使うべきお手入れアイテムは?
フィギュアの汚れは、「ホコリ」「ベタ付き」「その他」という3タイプに分類することができます。
汚れのタイプによってお手入れの方法が変わってくるため、当然お手入れで使うべきアイテムも違ってきます。
まずは手元にあるフィギュアがどのような状態なのかを確認していきましょう。
【ホコリで汚れているときに使うお手入れアイテム】
ホコリで汚れている場合、主に以下のようなお手入れアイテムを使っていくことになります。
・ティッシュ
・ハケや筆
・綿棒
・ブロアーブラシ
・エアーダスター
・静電気防止ブラシ
【ベタ付きが気になるときに使うお手入れアイテム】
ベタ付きが気になる場合、主に以下のようなお手入れアイテムを使っていくことになります。
・ティッシュ
・赤ちゃん用のおしりふき
・ノンアルコールのウェットティッシュ
・綿棒
・中性洗剤
【その他の汚れが気になるときに使うお手入れアイテム】
その他の汚れ、特にひどい汚れの場合には主に以下のようなお手入れアイテムを使っていくことになります。
・コットン
・綿棒
・消しゴム
・除光液
・アルコール
・木工用ボンド
※もちろん、ベタ付きの上からホコリが……という風に複数のタイプが組み合わさった汚れも出てくるかと思います。
これらはあくまでも大まかな分類なので、具体的な掃除方法は次の項目でチェックしてください。
どちらにしても、間違ったお手入れは逆にフィギュアへダメージを与えてしまう可能性もありますので注意してくださいね。
3.フィギュアの外箱のお手入れ方法~紙素材編~
さっそくですが、具体的なお手入れの方法を見ていきましょう。
フィギュアの外箱のお手入れ方法からご紹介していきたいのですが、一口に外箱と言っても「紙素材」「プラスチック素材」の2タイプがあります。
まずは、紙素材の外箱のお手入れ方法についてです。
【外箱の軽い汚れ】
紙素材の外箱に軽い汚れがついている場合、消しゴムで優しく擦ってみてください。
使いかけの部分だと逆に汚してしまう可能性がありますので、消しゴムの綺麗な部分、新品部分だけを使うようにしましょう。
【外箱についているホコリ】
外箱にホコリがついている場合、ティッシュやハケなどの柔らかいもので簡単に取り去ることができます。
もちろん、普段の掃除で使っているふわふわのクリーナーなどがあれば、そういったものを使ってもいいと思いますよ!
【テープ跡などのベタ付き】
紙素材に限ったことではないのですが、やはり外箱で悩まされるのがテープ跡などのベタ付きです。
一番綺麗な仕上がりになるのはシール剥がしやオイルライターのオイルを使ったやり方なのですが、そういったものがない場合には赤ちゃん用のおしりふきやノンアルコールのウェットティッシュなどで表面の汚れを落とすといいでしょう。
ただし、紙製品なので強く拭かないようにして、拭き終わった後はタオルなどで必ず水気を取り除いてください。
濡れたままだと波打った状態で乾いてしまうなど箱にダメージが残る可能性もあります。
水気を避けるために通常のティッシュなどを使うと、逆に繊維が粘着部分にくっついてしまうので、ティッシュはやめておいたほうがいいでしょう。
他にも以下のような方法があります。
消しゴム……軽い汚れのときと同じように消しゴムで優しく擦って綺麗になる場合もあります。ただ、研磨剤の入った消しゴムだと逆にボロボロになってしまう可能性がありますので、注意しておきましょう。
テープ……セロハンテープや布テープ、*養生テープなどの粘着を利用して、ベタ付きをとることも可能です。ただ、箱の塗装が一緒に剥がれてしまったり、破れてしまったりと箱にダメージを与えてしまう可能性もありますので、細心の注意を払っておこなうようにしましょう。
※NG例:養生テープだと箱の塗装まで剥がれてしまいました。
4.フィギュアの外箱のお手入れ方法~プラスチック素材編~
先では紙素材の外箱のお手入れ方法についてお話ししましたが、続いてはプラスチック素材の外箱のお手入れ方法について見ていきましょう。
【外箱の軽い汚れ】
外箱の軽い汚れについては、紙素材のときと同じように消しゴムで優しく擦っていけばOKです。
【外箱についているホコリ】
外箱についているホコリに関しても、紙素材のときと同じようにティッシュやハケなどの柔らかいもので取り除いてあげましょう。
もし未開封品などで外箱の隙間にホコリが入ってしまった場合には、綿棒を使えば綺麗になりますよ。
【テープ跡などのベタ付き】
テープ跡などのベタ付きに関しても、紙素材と同じです。
シール剥がしやオイルライターのオイルがあればベストですが、それらがない場合には赤ちゃん用のおしりふきやノンアルコールのウェットティッシュなどを使っていきましょう。
紙素材のときのように水分がしみ込むことはないのですが、濡れたままにすると水滴の跡のようなものが残ってしまうので乾いたもので拭き取るようにしてください。
【対処困難なケース】
※紙素材もプラスチック素材も、重度の汚れや箱潰れ、日焼けなどはどれだけお手入れをしても元には戻らないので日頃から大切に取り扱うようにしましょう。
5.フィギュアの本体のお手入れ方法~基本編~
お手入れする前の注意点
※フィギュアを傷つけない、塗装を落とさない様に優しく拭いてあげること忘れないように!
いよいよフィギュア本体のお手入れ方法についてです。
フィギュア本体のお手入れをする際には、フィギュアを傷つけないように、塗装を落とさないようにとにかく優しく拭いてあげるようにしましょう。
【フィギュア本体の軽い汚れ】
フィギュア本体に軽い汚れがある場合、消しゴムで優しく擦るだけで綺麗になる可能性があります。
外箱のお手入れと同じように、必ず消しゴムの綺麗な部分、新品部分だけを使うようにしてくださいね。
【フィギュア本体についているホコリ】
フィギュア本体にホコリがついている場合、場所に応じて使うアイテムを変えていきましょう。
比較的お手入れしやすい場所:静電気防止ブラシ、ブロアーブラシ、ノンアルコールのウェットティッシュ、ハケや筆、綿棒
小さな隙間などお手入れしにくい場所:静電気防止ブラシ、ハケや筆、エアーダスター
※エアーダスターは、必ず喚起をしながら使うようにしてください。
フィギュアケース内での使用はNGです。
静電気防止ブラシは場所を問わず使えるので是非ひとつは用意しておきたい便利アイテムです。
いろいろなものがありますが、「タミヤ モデルクリーニングブラシ」がおすすめですよ。
フィギュアやプラモデルを痛めることなくホコリやゴミを取り除き、静電気まで防止してくれる一石二鳥のアイテムです。
商品ページはこちら ➡ https://www.figurelink.net/product/6259100000/
【フィギュア本体のベタ付き】
フィギュア本体のちょっとしたベタ付きであれば、赤ちゃん用のおしりふきやノンアルコールのウェットティッシュなどで落とせるはずです。
6.フィギュアの本体のお手入れ方法~特別編~
お手入れをさぼっているとフィギュア本体のベタ付きの上からホコリがコーティングしているような状態になってしまうこともあるかと思います。
先で触れた基本的なお手入れ方法ではどうにもならないというときのために、特別なお手入れ方法についてもお伝えしておきましょう。
※ここからのご紹介方法は、状態・環境によって個体差が出てきます。また、フィギュアの塗装剥げや破損に繋がる恐れもありますので、行う際には自己責任で、決して無理はしないように心掛けましょう!
●フィギュア本体を洗う
思い切ってフィギュア本体を洗ってしまうというのもひとつの方法です。
①. フィギュア本体を洗う場合、まず洗面器を用意し35~38度のぬるま湯(人肌くらいの温度)を作りましょう。
※注意点 熱すぎるとフィギュアの塗装が剥がれたり、変形する要因になってしまうので、注意しておいてください。
②. ぬるま湯に食器用洗剤の「ジョイ」や「マジカ」、衣服用洗剤の「アタック」などの中性洗剤を入れよく泡立てて洗浄液を作ります。
※注意点 中性洗剤がない場合にはハンドソープや洗顔用ソープでもOKです。
③. その洗浄液の中にフィギュアを浸けて、汚れが浮かび上がってきたら指、もしくは柔らかいブラシやスポンジで汚れを落としていきます。
※注意点 このとき、「長時間の浸け置きをしないこと」「歯ブラシなど毛先が硬いものやメラミンスポンジを使わないことに気を付けてください。
④. 汚れが取れたら綺麗な水でしっかりと洗い流し、タオルで拭いた後に自然乾燥で乾かします。
※注意点 ティッシュやコットンなどを使うと逆に繊維が付いてしまうのでやめておきましょう。 時間がないからといって、ドライヤーや食器乾燥機、洗濯用乾燥機の使用もNGです。
●除光液を使う
一部分だけが汚れている場合、コットンや綿棒に除光液を付けて、優しく擦るというやり方もできます。
除光液に含まれているアセトンという有機化合物が油脂を溶かしてくれます。
※注意点 色落ちしている部分には絶対に使わないようにしてください。
●木工用ボンドを使う
子どもの頃、必要もないのに木工用ボンドを乾かして剥がすといった遊びをしたことはありませんか?
その要領でフィギュアの汚れを取ることもできます。
汚れている場所に木工用ボンドをたっぷりつけ6~12時間ほど放置します。
乾いたら木工用ボンドを優しく剥がしていきましょう。
パックのように、汚れがボンドのほうに移っているはずです。
フィギュア本体にボンドが残っていないかを確認することも忘れないようにしてください。
※注意点 この方法はポリ塩化ビニル(PVC)素材のフィギュアではあまり効果は期待できないと言われていますので、フィギュアの素材もチェックしてくださいね。
●アルコールを使う
シンプルにアルコールを使うやり方もあります。
コットンや綿棒にアルコール数滴だけ済みこませて、汚れた部分を優しく擦りましょう。
※注意点 アルコールは非常に強力なのでフィギュアを痛める可能がとても高いです。
7.フィギュアの保管方法
ここまでフィギュアのお手入れ方法、掃除方法についてお話ししてきましたが、保管方法にも注意を払っておきましょう。
基本は暗所です。
外箱やフィギュア本体も外に出しておけば日焼けしますし、直射日光によって未開封品のベタ付きなども発生してきます。
このように状態が悪くなれば、買取金額の減額にもつながってしまいます。
そうならないためにも、フィギュアたちは押し入れやクローゼットなどの暗所にスペースを確保して保管するようにしましょう。
その際には、湿気対策も欠かせません。
外箱やフィギュア本体を綺麗にしてから片付けるだけではなく、湿気取りも一緒に入れて、定期的に換気をおこなってください。
それだけでカビの発生や加水分解によるベタ付きを防ぐことができます。
また、衣類を脱ぎ着することの多い場所だとホコリなどの問題も出てきますので、できるだけ衣類を脱ぎ着しない場所や布製品の少ない場所に保管することも忘れないようにしてくださいね。
8.フィギュアのお手入れ方法 まとめ
○フィギュアの状態を確認し、その汚れのタイプに応じたお手入れをする
○外箱もフィギュアも優しく大切に扱う
○お手入れだけではなく、保管方法にも気を付ける
一部では再販されるケースもありますが、基本的にフィギュアは廃版が多いため、一度汚れてしまうと新しく買い替えるのが難しくなっています。
また、経年劣化という言葉があるように、時間が経てば経つほどフィギュアを綺麗な状態で維持するのにも苦労します。
ですが、日頃から大切に扱うことでフィギュアの寿命も長くなりますし、何かしらの事情によって買取に出したとしても次に手にした方がまた大切にしてくれるでしょう。
今大切にしているフィギュアも、先々で買取に出すかもしれないフィギュアも定期的なお手入れを実践して、できるだけ綺麗な状態を保てるようにしていきましょう。
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